「京都市が財政危機」という話はホンマか?

 写真は今朝の、京阪五条駅です。いよいよあと4日で告示です。本番演説原稿の準備も進めなくてはいけません。今日は、焦点の一つ、京都市の財政問題

 

 いまでも「京都市は財政破綻しそうなんでしょ?」とよく聞かれます。

 実際には、2021年の決算で実質100億円の黒字という、2020年11月市民新聞の「このままでは500億の赤字」という予測が大外れし、市長自身が、メディア通じて「危機からは脱した」と発言しているにも関わらず、です。

 このことを話すと、多くの方が驚かれます。

 21年度は、2022年に実施された敬老乗車証改悪や、民間保育所補助金13億削減をはじめとした53億の福祉切り捨ては実施されていません。それなのに赤字どころか100億の黒字だったわけです。

 2022年の行財政改革の名のもとにカットした福祉切り捨ては、全く実施する必要がなかったということです。

 そして、この京都市の赤字プロパガンダを利用した暮らしの予算削減政策は今も続いています。一方で2035年開業目標の、北陸新幹線・京都ルートの計画は今もあきらめていないわけです。総事業費2兆1千億越え、地下鉄東西線どころの騒ぎじゃありません、大赤字必至の巨大プロジェクトです。

 北陸新幹線のために、少しでも溜めこんでおきたいという意図で、赤字プロパガンダを流し続けてきたのだとしたら、許しがたいことです。(私にはそうとしか思えません)

 「北陸新幹線より、市民の暮らしに予算を」の訴えは、ますます重要な情勢です。