マンション政策チラシが完成-建物の長寿命化で家賃負担の低減を!

マンションライフ

 昨日は、マンション管理士会による工場見学に参加したわけですが、この見学会にどうしても作成を間に合わせたかったチラシがこちらです。何とか間に合いました(笑)

 マンション管理士・小林たかひろの、マンション政策をまとめたチラシです。印刷は間に合わなかったので、手持ちのカラープリンターで数枚だけ印刷して、持参しました。「会」のみなさんから「よくできてる!」「ここに書いてあるとおりだ!」とほめていただきました。

 安全・快適・長持ち! とりわけ、建物の長寿命化をテーマに、まとめてみました。
 昨年4月からスタートした「マンション管理計画認定制度」にも言及しています。

 一部抜粋してご紹介します。

建物長寿命化で家賃負担低減を
 新築優遇=スクラップ&ビルドを促す現在の住宅政策は、ゼネコンや大手金融機関の儲けにしかなっていません。古い建物を長寿命化させる方向へ転換させれば、家賃相場低減につながり、リフォームを担う地元工務店への仕事起こしと、家賃負担金の京都市域外への流出を防ぎ、地域経済の好循環にもつながります。

管理組合への支援充実を!
 適切な大規模修繕計画を認定してマンションの長寿命化を促す「マンション管理計画認定制度」がスタートしましたが、現状、新築マンションばかり認定され、既存マンションの認定が進んでいません(京都市内で1棟のみ2023年1月現在)。管理組合への支援を強め、適切な管理で建物が長寿命化するよう促すべきです。

固定資産税の減免を
 マンションの固定資産税は、戸建てに比べて高くなりがちです。資産価値の内訳が、土地(=住宅用地の減免あり)よりも建物(=減免なし)の比率が高いためです。
 公共性の高い共用設備(貯水槽・ポンプ室・変電室等々)の固定資産税の減免や、適切な大規模修繕・長寿命化を実施した建物について建物部分の固定資産税を減免する制度を「分譲・賃貸ともに」創設することを提案します。

 とくに、固定資産税減免を「分譲・賃貸ともに」と書いたのが、好評でした。皆さん、マンションのプロ集団ですから、こういう細かいところにも気が付くんですネ!