マンション管理士会で積水化学へ工場見学

 今日は、京都府マンション管理士会の企画で、積水化学工業・栗東工場の工場見学に行ってきました。

   

 積水化学工業・栗東工場には、給排水管に関する様々な実験設備があり、排水能力や防火能力、地震への強度などなど、どうやって信頼性の高い製品を作っているのかを見せていただけました。

 写真は、タテ排水管の排水能力を試験する実験棟(17階建て相当)です。最上階から毎秒6リットルの水を流して、下層階の封水トラップ*が空気圧で吸い込まれて破れないか実験できます。

 *U字に曲がった排水管に水をためて下水管の空気が部屋に直接入らないようにしてるやつ。

 普段は目にすることのできない給排水管がどんなふうに、生活に欠かせない水を運んでいるのかについて学ぶことのできる施設です。

 

 次に見せてもらったんは、排水管を火で炙って、下の階の炎が上階に延焼しないか=防火性能を確認する実験です。

 管の内壁が熱で膨張して、炎が上階に昇ってこなくなります。防火地域ではこのような性能の管を使うのだそうです。

 次は、管と管を圧着接合する実演と、その圧着された管が、地震で地面がずれた時に、接合部分がが破断しないかを、実際に圧をかけて曲げる実験です。機械でゴイーンと持ち上げられるところは、大迫力でした。過去の地震でも、断層面でこうやって耐えてくれた給水管が無数にあったんでしょう。感動しました。

 こういう目に見えないところで私たちの暮らしを支える「インフラ」設備を、技術の力で日々進化・発展させているのだということがよくわかりました。

 工場見学の詳細は、後日、京都府マンション管理士会のホームページで詳しく解説する予定です。(私が「会」の広報担当・ホームページ作成担当です・笑)