東山区の保守の皆さんの本音

 


 今日は終日、東山区で活動できました。まずは午前中、フレスコ今熊野店前の「毎土宣伝」です。土曜日ごとに3か所をローテーションする宣伝で、候補者として発表される前から、毎週続けている街頭宣伝活動です。

 今日は、自分の2連ポスターが完成してから初めての毎土宣伝ということで、私も気合が入っていましたが、東山後援会の皆さんもいつもより多数参加してくださって、とても賑やかな宣伝になりました。

 

 午後からは、清水学区で後援会の皆さんへのあいさつ回り&ハンドマイク宣伝です。

 コロナ中は見られなかった観光客による混雑を久々に体感。とは言え、コロナ前・インバウンド・ブームの頃と比べたらまだ全然少ないです。これぐらいの賑わいぐわいでうまく調整・キープしてくれたらと祈るばかりです。

 もう一つの観光名所、石塀小路なんかは、まだタイミングが良ければこんな感じの写真も撮れます。

 ということで、読者・元読者・後援会員さん宅を中心に30軒ほど訪問、20人ほど対話し、しんぶん赤旗の購読約束が2部ありました。

 途中、読者でも後援会員でもありませんが、商店をされている男性のお店を訪問。この男性は、親の代から代々続く商店の経営者で、地域の各種団体の長も長年やっている、いわば「地域の名士的」なポジションの方で、東山区の典型的な「保守」の立場の方です。この方だけでなく、東山区の「保守」の方々は、わりとこちらが共産党とわかっていても、ぞんざいな扱いをしてくることはなく、積極的に挨拶に行くとむしろ対話するのを楽しんでくれるので、あいさつ回りで立ち寄れる時には積極的にご挨拶にうかがうようにしています。

 その男性が、東山区の現状について「となりの駐車場もホテル建設中やろ?この地域、こんなんばっかりや」
 「もう昔のような時代に戻れないことはわかってるけど、昔はおじいちゃん、お父さん、孫と3世代同居が当たり前で、おじいちゃんが無くなったら息子がその家に住み続けて、お祭りとか地域のお世話とか地域の役を引き継いで、そうやって大事に残してきたものがあったから、この地域に住み続けたいし観光客もそれを見に来てくれてたわけやろ?」
 「今は、核家族化とか言って、息子や孫は外に出ていくわなあ?一人残ったジジババが死んだあとは空き家になるわなぁ?その空き家に息子は戻って来ーへんねん」
 「で、その空き家を不動産屋とか外国人とかが買って、ホテルとか民泊になって、、、」
 「地域からどんどん住民が消えて、地域から活気がなくなり続けてるねん」
 「地蔵盆もできひんし、町内会そのものが成り立たなくなってる。正直、こんなん続けててエエんかって」
 「そういうのをどうにかするんが政治の仕事やろ?」と。

 私が街頭演説で訴えている、東山区の人口減少問題とその原因について、現場の実体験としての思いを語っていただきました。私の問題意識と完全に一致しています。

 その男性は、別れ際 「わしは与党支持やけど、共産党がちゃんとチェック役を果たしてくれてるから、与党がちゃんと仕事ができてるし、そういうチェック役として存在意義は昔から認めてるねん。議会から共産党が無くなったら絶対アカン」
 「でも、野党の口汚く批判するだけの姿を見せられると、それでは応援したくないって気持ちになる与党支持者の気分はわかっといて欲しいねん」と言って、さらに「もちろん、共産党には投票も応援も絶対せえへんけどな(笑)」と、最後に付け加えるのも忘れませんでした。

 東山区で代々続く商店を営み、同じ東山区の地域保守の方々を取引先に多数抱えておられる方でしょうから、こちらも表立っての応援をいただけるとは最初から期待しているわけではないのですが、お話ししていただいた内容に、東山区で保守層を含む幅広い支持を集めるヒントが詰まっていると感じました。
 これはもう、実質応援していただいているようなものだと感じました。

 これからも、こういう出会いや対話を大事にしながら、活動をしていきたいと思います。