東山区の出生率低下は市内最悪

10月28日付・京都新聞

 京都市内の出生率低下が止まらない。という記事を京都新聞に見つけましたのでご紹介。

 記事によると「市中心部ではホテル建設ラッシュが続き、地下の高騰を招いた」「国内外の富裕層らが別荘や投機目的で購入・・・子育て世代には手が届きにくく」と指摘しています。

 これは、東山区に住んでるものとしては肌身で実感していることでもあります。
 あいさつ回りで街を歩いていても「空き家だらけで町内会が成り立たない」「子供がいなくなって地蔵盆もできなくなってしまった」「自分の代でこの仕事も終わり。子供に継がせることはできない」という話をあちこちで聞きます。
 観光地の魅力の源泉である、伝統産業や伝統行事、伝統的建物群が、目先の利益を追求する「観光ビジネス」によって食い散らかされる。観光地としての持続可能性すら損なってしまってます。

 門川市長が進める、観光客呼び込み一辺倒の政治で、京都市民、とりわけ若者・子育て世代に暮らしにくさが押し付けられた結果です。

 東山区は0.82と全行政区でワースト1位です。東山区の市会の2議席を与党が独占し、市長の提案に反対できる地元選出議員がゼロであることと無関係とは思えません。せめて1議席は、野党の議席を! 小林たかひろ、がんばります。