他のブログは商業マスコミを使っているので、コバコバは赤旗記事を参照する。
進学実績を優先 ゆがむ受験指導
さすがに赤旗は、ただの事実経過報告型ではなく、原因追及・問題克服型の報道の仕方です。(などと、自画自賛)
さてこの問題、どうも世間では「まじめに全科目履修した生徒もいるんだから、特別扱いは不公平だ!」ってことでファイナル・
アンサーっぽい。
僕も個人的にはそっちに近いんだけど、一つだけ気になることがある。
それは学校5日制の問題。について、
ほとんどのマスコミが触れていない点。
僕が高校生の時は当然土曜日って授業があって、しかも4コマ授業だった。
4コマ×年間35週×3年=420コマ
つまりこれだけの時間、そもそもの授業時間が減っている。
しかも、必修科目を見てみると、
僕のころにはなかった「情報」「生活・家庭」「保健」「公民」
なんて科目が必修科目として増えている。
社会にいたっては「世界史」が絶対必修でプラス日本史or地理、そして「公民」である「現代社会」or「倫理政経」
が卒業必須科目になっている。これじゃ私立理系クラスなんて成立しない。
僕の記憶が確かなら、世界史と日本史はそれぞれ1年だけ授業があって、僕は国立理系クラスだったから「公民」の授業はうけたけど、
私立理系や文系の連中は「公民」なんてうけてなかったような・・・(このへん記憶があいまい)
少なくとも、僕の高校時代と比べると
・授業時間が減った
・必須科目が増えた
という問題が同時進行で進んだ事だけは確かなようだ。
ということで、自分の高校時代の感覚でこの問題について論じる事は出来なさそう。
少なくともこの大学教授のように
「今時の大学生は基礎的な世界史も勉強しないで大学に入学しているのか、なるほどどうりで私の話が通じないわけだ、
教育崩壊はどこまで進むのか」などと、他人事のように、学生をバカにする態度はとらないでおこうと思う。
高校では世界史を必須科目にしているにも関わらず、世界史を受験科目からはずして入学試験を実施しているのは他ならぬ大学側なのであって、
大学教授がそういうことを言うのは「おまえが言うな!」状態なのだから。
(もちろん、歪みを創り出した最大の責任は文部科学省の実施してきた「教育改革」にあるっていう、結論部分は完全に同意するんだけど・・・
)
ってことでこっから先は全くの個人的な意見表明。(党の公式見解とかじゃ全然無い)
この問題でなんらかの救済措置は必要だろうけど、さすがに「論文でオッケー」
とかでお茶を濁すのは、全国のマジメな高校&高校生の理解を得られないだろうとも思う。
例えば、国公立の後期試験(3月12日)の後に集中授業とか。もちろん、学校の責任だから私立高校でもその分は授業料とっちゃダメ!
(ったりめーだ!)
12月に大検を臨時に実施して、合格したら履修しなくてもオッケーとか。(たぶん、頭の良い生徒は70時間(2単位)
授業うけるより短時間で合格できると思う、不合格ならさらに負担が増えるわけだが・・・)
いずれにせよ、受験科目以外は無駄だから勉強しないっていう風潮は良くない。ありきたりだが、世の中に「勉強して無駄なことなんて無い」
と思うので。
今日は結論部分がグダグダで申し訳ありません。最後はいつもの応援ヨロシクです→