21世紀の潮流 ラテンアメリカの挑戦
(2回シリーズ)
第1回「脱アメリカ宣言 ベネズエラ 7年目のチャベス革命
昨夜放送のNHKスペシャルがなにげにものすごく良かった。この間不祥事続きのNHKが名誉挽回のためにつくった力作って感じ。
番組ではチャベス革命の具体的な内容が紹介されていたんだけど、このベネズエラって国、とにかく極端な格差社会で、石油の富があるから、
平均すれば先進国並みの経済力がある国なわけだけど、自分の名前すら書けないおかあちゃんが普通にいたりする「おいおいそこまで格差をほっとくなよ!それじゃぁ革命起こされても当然www」って感じ。
チャベス革命で実現した国の識字教室で、自分の名前を初めて書くシーンとか、ホント感動モンやった。
無料の医療サービスとか、配食サービスとか、公営住宅建築とか、
あらゆる事業を進める保証になっているのが世界第4位の産出量を誇る石油の富。
貧乏人の素朴な疑問で「みんなで分けあえたらいいのに・・・?」ってのがあるんだけど(それを口にすると『それじゃ社会主義になって経済が発展しない』
なんてしたり顔で言う輩が必ず出てくるわけだけど)、それを真っ直ぐ実現させちゃったら
「実はこんなに素晴らしいことが実現できました」ってことを、チャベス革命は教えてくれたわけだ。
この石油利権をチャベスに奪われた米国が、いろんな手を使ってチャベス革命を転覆させようとしていることも「公平に」報じている。
大統領を拉致・監禁しておいて、その隙に経済界のボスが「私が大統領です」
ってテレビで放送させるとか、長期のストライキを経営者が起こすとか、
想像を絶するクーデターの危機をチャベスと民衆は何度も克服してきた。そして、
そういうクーデターや国の危機の背景に米国による工作があったことをきちんと取り上げている。
それにしても隣国の民兵組織まで使って攪乱工作をさせるに到っては、、、ホントあの国は腐ってます、マジで(知ってたけど)。
来週の第2回放送が今から楽しみ。
こういう番組をつくりつづけるなら受信料払ってやろうかって気になる視聴者も増えるんじゃネ?
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