気がつけば1カ月もブログを更新していないではありませんか!
すいませんm(_ _)m
こう間があくと、次に各記事のハードルが高くなってさらに書けなくなるという悪循環になりますので、あまり難しく考えずに書くことにします(笑)
先月末、私の自宅マンションの管理組合の年次総会がありまして、3年間務めた理事職を退任いたしました。1年目は副理事長2~3年目は理事長として、マンション内の諸問題解決に微力ながら尽力させていただきました。
理事1年目に国家資格であるマンション管理士試験に挑戦することを決意し、なんと無事合格(まぐれ当たりという説も・・・^^; )。これでマンション関係・不動産関係の法律やら建築設備関係の専門知識に、自信をもてるようになりました。
私が管理組合の理事として、この3年間に取り組んだことを思い出せる範囲で箇条書きすると・・・
- 京都府の無料省エネ診断を活用し、電気設備の電力消費状況を把握
年間約95万円の電気料金のうち、75%が照明器具によるものと把握できた。 - エントランスホールの照明をLED化
特にエネルギー効率の悪いクリプトン球に狙いを定めてLED化、8万円の設備投資で、年間15万円の削減効果。 - 京都市のCO2削減クレジット制度に応募
2年間で約10.3トンのCO2削減に対し10万3千円の報奨金が管理組合の臨時収入に。 - 廊下照明の点灯時間削減とLED化
エントランス・ホールのLED化から遅れること1年、値段の下がった廊下蛍光灯のLED化。こちらは43万円の工事費で、年間約10万円の電気代削減効果。 - 町内会結成とコミュニティ活動の定着
全理事長がはじめた「マンション住民懇親会(バーベキュー)」を引き継いで、夏の定例行事に。町内会結成の機運が盛り上がり、町内会結成事務局長として1年の準備期間を経て無事結成。 - 京都市から「町内会結成支援助成金」を受け取る
1年目10万円・2年目3万円の助成金のおかげで、初期の町内会費が順調に集まるまでの期間の活動費を捻出。 -
京都市の「マンション管理士派遣制度」を活用
計4回のセミナーを開催、専門家の知恵を借りられたことで、理事会の活動がグンとパワーアップ。 - 駐車場問題の解決
デベロッパーが「未販売住戸のための空きスペース」と主張して、空き区画になっていた駐車区画4つを、デベロッパーを説き伏せて管理組合の管理に。1世帯で2台以上保有しているため近隣駐車場を借りていた世帯に貸し出し、駐車場使用料収入アップ。 - 水道料金の契約を見直し年間約6万円の使用料を節約
これは説明が難しいので、いずれ別記事で。 - 長期滞納管理費の回収
私が理事になった時点で1年以上の滞納になっていた管理費の長期滞納者に粘り強く対応、最終的に70万円を超える滞納状況になったが、延損害金も含めた全額を無事回収。弁護士費用等の回収コスト無しで。 - 管理会社との管理委託費を引き下げ
交渉によって、管理委託費引き下げ(年約18万円)を実現。もともとの金額が低かったので、委託契約を先方から切られかねないとヒヤヒヤしながら、日頃の活動実績を評価していただいて引き下げに応じていただく。 - 長期修繕計画の見直し
管理会社が分譲時に作った長期修繕計画を築10年の節目に見直し。築25年目までの計画だった計画を築50年目までの計画に変更し、総会で全会一致承認され実現しました。
まぁ、主だったものだけでも結構たくさんの仕事を手がけたものだと、わがことながらよくやったなぁと。
他にも、こまごまとした住民要望の対応をさせていただいたのですが、そういう事をやってきた中で「このマンションで困ったことがあったら、小林さんにお願いしたらなんとかしてくれる」という信頼をいただける様になったかと思います。
なんで今日これを書こうかと思ったかというと、今日の夕方に、妻から私の携帯電話に「なんか、管理人室から警報音が出てるらしいの!○○号室の○さんと、△△号室の△さんがインターホンでお知らせしてくれたよ!なんとかなる?」とSOSが・・・
歴代理事長だけが知ってる管理員室の鍵の開け方、警報が鳴ってる部屋の無事を(警報機の誤作動だったことを)確認してから、ロックを解除する方法、、、3年間の理事の間に憶えてしまいました。ということで、たまたま自宅の近所で活動していたのですぐに対応。 (近くにいなかったらあと何人の住人からインターホンで妻しかいない我が家にSOSがあったことか・・・(^_^;)
こういう時、管理会社におまかせするというマンションの方が多いかと思いますが、管理会社は遠方なので解決に時間がかかりますし、余分な費用を請求される恐れも有ります。
それなら、できることは住人で対応して、管理会社には「カクカクシカジカ、こちらで対応しておいたから記録だけよろしく」と伝言、管理会社には気持よく仕事をしてもらったほうがサービスも良くなるというもの。
そういう積み重ねが、管理の質を下げない管理委託費の引き下げにつながるわけです。
ということでマンション管理組合の活動、ほんの2~3年でも、やる気があればいろいろ出来るもんです。管理費支出の削減だけでも、電気代で約25万・管理委託費で約18万・水道代で約6万の年間ランニングコストの削減、一世帯あたり約1万円。
どこのマンションでも理事会がやる気になって、専門家の知恵を借りることができればこれぐらいは実現出来ます。興味のある方『マンション管理士の小林たかひろ』まで、ぜひご相談を(笑)
ということで、マンション管理組合の活動はとても楽しいですよ!というお話でした。