昨日の午後2時半頃、北朝鮮が韓国の島砲撃をしたというニュースには驚きました。
「なんとまぁ、ひどい国だなぁ」というのが率直な感想です。
まずは赤旗報道から
韓国合同参謀本部によると、北朝鮮は23日、黄海に面した海岸から韓国側が支配する延坪(ヨンピョン)島に砲撃しました。韓国軍が応戦し、一時交戦状態となりました。韓国軍兵士2人が死亡、16人が重軽傷を負い、民間人にも負傷者が出ました。
延坪島は、韓国が軍事境界線として定めた北方限界線(NLL)に隣接しており、付近では、たびたび南北の衝突事件が発生。1999年、2002年、09年に艦艇同士の銃撃戦が起こったほか、今年3月には韓国軍哨戒艦の沈没事件が起きています。
この地域では双方の軍の間でたびたび衝突や砲撃が繰り返されていました。北朝鮮が民家600戸、住民1600人が住む島に砲撃を行い、民間の被害を出したことは極めて重大です。
北朝鮮が韓国の島砲撃/兵士2人死亡、民間人負傷/一時交戦状態
今日はこの、北朝鮮の砲撃に抗議の意思を表明する街頭演説を、終日実施しました。
以下、私の演説の大要をご紹介。
北朝鮮の砲撃は常軌を逸した蛮行
日本共産党の小林たかひろです。ただいまから、昨日起きた北朝鮮による砲撃に抗議する緊急宣伝をさせていただきます。
昨日午後2時半頃、韓国と北朝鮮の境界水域において、北朝鮮軍が韓国の延坪島(ヨンビョン)という島を砲撃しました。
韓国の国防省当局やメディアの報道によりますと、韓国側に民間人を含む数十名規模の死者・負傷者が出ている人のことです。
まずはじめに、今回の砲撃で犠牲になられた方への哀悼の意を表しますとともに、北朝鮮軍がおこなった砲撃に対し、断固として抗議をしたいと思います。
北朝鮮政府当局から今回の砲撃の意図についての正式のアナウンスはまだ出されていませんが、一部に、韓国軍が行っていた軍事演習に対する対抗だという見方もあります。しかし皆さん、どんな理由があっても、1600人もの一般住民が生活をしている陸上を砲撃するなどもってのほか、停戦協定違反であり、、国連憲章にも反する無法な行為であり、常識から外れた・常軌を逸した蛮行です。
日本共産党・小林たかひろは、今回の北朝鮮の野蛮な砲撃に断固抗議を致します。
北朝鮮は社会主義・共産主義とは無縁
この際ですから、日本共産党が『共産党』と名乗っているために「北朝鮮とか中国共産党と仲がいいんじゃないの?」「なんか関係があるんじゃないの?」という疑問の声が寄せられることがよくありますので、説明をしたいと思います。
日本共産党は、北朝鮮や中国共産党のように『特定の個人や政党が、権力を独占し、国民を抑圧する体制』は、社会主義・共産主義の本来の姿とまったくかけ離れた・まったく相反する社会体制であると考えています。
社会主義・共産主義の本来のあり方とは、自由や民主主義の価値が社会全体に広がりに広がりきって、人間一人ひとりが『個人として尊重される』社会だと、日本共産党の私・小林たかひろは考えています。
資本主義社会の下で、政治的・社会的な自由権や民主主義が徹底されていく中で、どうしても超えられない『金のある者と無い者』の格差、経済的な関係でも『国民一人ひとりが主人公』『支配する者と支配される者が無い社会』を目指そう!と、資本主義から一歩進んだ社会に人類は必ず進んでいくという展望を、日本共産党はもっています。
そしてまた、現在の日本では、まずは資本主義の元で、民主主義を徹底・・・(中略)・・・と、訴えています。
ですから、共産党が政権をとったら中国のように独裁国家になるなどというのは、まったく根拠のないデタラメです。