「地域振興券」の愚挙、再び!?

定額減税、給付金方式へ変更 政府・与党、大筋合意 http://www.asahi.com/politics/update/1029/TKY200810280431.html  これはひどい  あの評判の悪かった地域振興券を彷彿とさせる。  しかも規模は当時の約3倍!  選挙対策以外の何物でもない。  これだけ、消費マインドが冷え切っているのに、現金だろうが金券だろうが、バラまけばバラまいた分だけ預金が増えてハイおしまい! 消費なんて一切増えない、、、ってことになるだけってのが目に見えている。  ようするに、政府の借金が増えて、その分と同額だけ民間銀行の預金残高が増えるだけ。  そして民間銀行はその増えた預金を、貸し出しには回さずに、そっくりそのまま赤字国債を買うことになるでしょう。  まあ、実にわかりやすい「選挙対策」ですが、さすがに多くの国民も今回はだまされないと思います。  これは、景気対策としては「ムダな公共事業」よりもさらにたちが悪い。  ムダな公共事業でも、一旦は政府が支出した分だけ消費にまわるわけですからね・・・  自民公明政権は、過去の失敗になーーーんにも学んでいないようです。  おなじ2兆円を使うなら、消費税の減税に当てた方がよっぽど良い。  なんせ、消費税の減税の恩恵は「消費をしなければ恩恵を受けられない」わけで、減税した分必ず消費が拡大する・・・なんていうことを書くと、いかにも日本共産党員としての模範解答みたいでおもしろくない。  ということで、せっかくだから2兆円あったら、どんな経済対策をうてるか妄想してみるwwwことにする。  例えば、同じ金券をバラまくんなら、譲渡・再販売可能な「期限付き海外旅行券」をバラまくってのはどうだろう?  まず海外に行けない庶民は金券ショップで現金に換えると思われる。  こういう臨時収入は、消費にまわりやすい。なんせ換金したその目の前には庶民の大好物「お得な買い物券」がズラリ並んでいる。  そして、海外旅行に行けるお金持ちからは、タンス預金を吐き出させる効果がある。  海外旅行ともなれば、旅行券で支払える旅行会社への支払い以外にもいろいろ出費をせねばならないしね。  そして、このことはさらに円安に誘導する「為替介入」という効果も期待できる。  海外旅行券を金券ショップで割安でゲットした「お金持ち」は、発行した海外旅行券額面の数倍・下手すりゃ10倍は円を海外通貨に換えてくれることが期待できる。  日銀の為替介入なんて1兆円使ったら1兆円分の外貨しか買い支えられない。しかし、1兆円の旅行券が10兆円分の外貨買い支え効果を生むなら、そのほうがずっと安上がりだし、実態消費をともなう分だけ、通貨価値の値動きとしても健全な値動きが期待できる。  なんだったら、2兆円の原資に「外為特別会計=いわゆる埋蔵金」をあてれば、赤字国債に頼る必要がなくなるではありませんか♪  「円安が進みすぎたらどうするんだ!?」って?そんなときこそ、待ってましたとばかりに、日本政府が保有するアメリカ国債を売って、日本円を「ちょうど良いレベル」に安定するように買い支えてあげれば良い。考えようによっては、現状では塩漬け状態になっている日本政府の保有する対米債権(1兆ドルぐらいかな?)を減らす大チャンスじゃありませんか!!!  さらに、円安に振れると期待したヘッジファンドが、日本円の空売り攻勢を仕掛けたりしてたら、もう大チャンス!  うまくいけば、ハゲタカファンドどもをバタバタとなぎ倒して、外為特会から支出した埋蔵金分をきっちり取り返せるかもwww  企業のサラリーマンが海外出張する時にも使える。  飛行機会社には、旅行券を使っても現金と同じように領収書を発行するよう指導する。  会社にも家族にも内緒で、海外旅行券を金券ショップで買った割引金額との差額を「お小遣い」としてポケットに入れることが出来る。このようなお金は「預金に回すなんてとんでもない!嫁さんにばれる前にパーッと使っちゃえ!」って意識が必ず働くはずwww  ってな事を妄想してたら、我ながら良い対策のように思えてきた。  もちろん「金持ちが旅行に行けて良い思いをするだけちゃうん?」って反発もあると思う。  でも、結果的には金持ちから貧乏人への所得の移転が進むわけで、それを金持ちにも気分良く受け入れてもらうことができる対策として、悪くないと思うのですよw  反発が大きそうなら、高額所得者向け増税も同時実施させてもらったりすれば1石2鳥www  さぁ与党の皆さん!このアイデア、どうぞ盗んでもらって結構ですよwww  え?もし来年実施されたらその旅行券、コバコバならどう使うって?  ・・・新婚旅行にでも使わせてもらいますかねエ? ( ̄ー ̄)ニヤリッ