ヤングジョブスポット廃止問題続報

 当ブログの1月27日付エントリーで紹介したヤングジョブスポットの廃止問題で若干動きがありました。
 なんと!わが党のこくた恵二・衆議院議員が国会でこの問題をとりあげてくれましたYO! 拍手!

 いやはや、この問題を取上げたブログはイロイロ探してみたけどこのブログだけなんで、なんだか自分が国会議員を動かしたようなキ・ ブ・ン♪
 なんて、悦に入っております、ハイ。

ヤングジョブスポット「水準後退させるな」
衆院予算委分科会 穀田議員が追及
 日本共産党穀田恵二衆院議員は二十八日の衆院予算委員会第五分科会で、「若者・自立支援事業」 として全国十四カ所に設けられた「ヤングジョブスポット」を二カ所に削減しようとしている問題をとりあげ、「充実させることこそ必要だ」 とのべました。
 柳沢伯夫厚生労働相は「発展した形で機能を引き継いでいく」と答えました。
 ヤングジョブスポットは、働きたいと思っていても職種を絞れないなど悩みを抱えた若者の交流や職業意識の啓発・相談をおこなっています。
 二〇〇三年度に始まりのべ四十二万人が利用。アンケートで83%が「行動が変容した」、41%が「就職につながった」 と評価されていますが、東京、大阪をのぞく十二カ所を廃止する方針です。
 高橋満職業安定局長は、県設置の「ジョブカフェ」が九十五カ所、「地域若者サポートステーション」が二十五カ所(来年度から五十カ所) あるなど、役割が他の事業に引き継がれているので削減すると説明しました。
 穀田氏は、利用者から寄せられた「無料でインターネットが使え、仲間と励ましあい、相談員さんと対話しながら、 実際の職探しにつなげていくかけがえのない居場所だった」 との声やジョブカフェと同じフロアにあって全国一利用されている神戸の実態を紹介し、「(三つの事業は) 就労に向かう段階に応じてすみ分けがおこなわれてきたのが実態だ」と指摘。「事業の水準を後退させてはならない。 スタッフの力を引き続き生かすなど、人的にも予算的にも充実して支えるべきだ」と求めました。
 厚労省自身の「事業評価」で「(この事業をしないと)中長期的に大きな損失を生じる」と高く評価していることを示し、 「就労支援に成功しているジョブスポットを充実し、さらに多様な手を打って、若者の雇用の拡大に結実させることこそ求められている」 と強調しました。

 いやー、こういう細かい問題でも遠慮せずに問題提起してみるもんです。
 とりあえず、僕がブログで書いていた「誰も問題にしないまま3月末を迎えちゃうんですかねぇ?・・・」 という事態を避けることには成功しました。

 それにしてもよくぞ取上げてくれたもんです。厚生労働省自身の事業評価書に目を付けるのもさすが。
 ちなみに実物はコチラ⇒厚生労働省 継続事業に関する事業評価書 フリーター等若年者のキャリア形成支援機能の強化 (PDF)

 一部を抜粋
 若年者の雇用情勢はいまだ厳しい状況にあり、このような状況が続くと、 若年者の能力蓄積や就業意欲向上が図られず、本人のキャリア形成上大きな問題があるとともに、雇用安定上の問題や将来的にも、 経済社会を担うべき人材不足、社会的コストの増加をもたらしかねないことから、 緊要に対応することが必要である。
・・・
 年々来所者数が増えていること及び来所者への行動変容に焦点を当てたアンケート調査の結果によれば、80%以上がより就職に結びつく方向に変化していることから、 効果があったものと考える。
 今後見込まれる効果として、若年者個人のキャリア形成の向上により、職業能力の開発・向上が促進され、その結果、 職業能力のミスマッチが解消されることによる、若年者の雇用の安定・拡大が図られる。それにより社会全体として、生産性や国際競争力の向上が期待される。
・・・
 ヤングジョブスポット設立以降、若年者全般を対象に、地域の実情に応じた幅広い就職支援メニューを提供しているジョブカフェなど、ヤングジョブスポットとは対象や機能が異なる若者就労支援機関が設立されてきているがヤングジョブスポットはこれまでもそうした機関と連携し相互補完により事業を実施してきたところである

 厚生労働省も高く評価してたわけだ・・・
 要するに、特殊法人改革の一環でどの事業でもイイから潰さなくちゃいけないって事で、 ヤングジョブスポットが目を付けられちゃったんだと思うけど、8月の事業評価でこれだけ持ち上げといて、 翌年の1月に無くしますよってのはあまりにあまり。
 マスコミ報道も結局この「しんぶん赤旗」を除けば、神戸新聞の1紙だけ。こんな理不尽な話は無いと思うのだが、まぁ大臣答弁で 「若者の就労支援対策は後退させない。」「発展した形で機能を引き継いでいく」とまで回答させたんだから、 これからはその約束がしっかり果たされるかどうかを点検するのが課題になるわけだ。
 1ラウンドでリングに上がれずに不戦敗という危険が、 議会でとりあげてもらったことで第2ラウンドでの闘いに移行することが出来たって感じですかね?

 ちなみに、京都民報でも3月4日付1面トップでとりあげられました。
 それから京都市議会でもわが党の赤阪市会議員がこの問題をとりあげた模様。

 厚生労働大臣も、京都市の担当者も「機能の継承」「水準を低下させない」と答弁しているわけで、まずは、 三年間経験をつんだヤングジョブスポットのスタッフの皆さんが、 継続事業などにその経験を引き続き生かせるように配慮がなされるかどうかを確認してやろう、それから、 利用者の皆さんからのご意見も引き続き受け付けたいと思います。

 もし、この点で後退が確認されたら再びこのブログを通じて実態を告発、 必要なら穀田さんにまた国会で取り上げてもらうように働きかけてみますYO!

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