地域コミュニティー「そのもの」をゼロからつくりあげる作業。

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 19日に開催された、日本共産党東地区委員会主催の「新春のつどい」で、東山区後援会の皆様による「寸劇(?)」が披露されました。私がこの8年間に、地元・東山区でどんな活動をしてきたのかについて、コンパクトに紹介してくれています。

 シナリオを文書で読んだ時には、どんなことになるか不安でしたが、内容にはいっさい口を出さずにお任せしました。結果、本当に良かったと思います。

 さて、劇中、あっさりとふれられている「マンションに町内会をつくった」という話について、今日は少し思うところを書きたいと思います。

 分譲マンションというのは、新築された時点から、地域の中に突如現れた「コミュニティー」として、歴史的なものの積み重ねが「ゼロ」の状態からスタートします。普通の地域の町内会であれば「祖父の代からこの地域に住んできた」とか「あの家とその家が名字が同じなのは、兄弟さんだから」といった様々なつながりがあります。そういう様々なつながりが、日常の懇親のためのイベントを開催するコストを低下(マンネリ化の弊害という問題はありますが)させたり、大規模災害や近隣に迷惑施設の建設が始まるかもしれないなどといった「いざという時」に地域をまとめる基礎体力となります。

 京都市長が好んで使うキーワードなのであまり使いたくないのですが「地域力」とでも言うべき力です。そういうものがないマンションは、そういう「つながり」や「伝統」のようなものを「ゼロから」作っていかなくては行けないわけです。

 町内会も無い、地域とのつながりも無いというマンションも多いです。そういうマンションで、管理組合が機能不全になるという話もよく聞きます。私が自分のマンションに町内会が無かったのを、町内会を結成し、運動会・バーベキュー・もちつき大会など懇親行事を開催してきたのは、ただただ同じマンションの皆さんの「役に立ちたい」という思いからでしたが、結成して7年、もうすぐマンションの大規模修繕を視野に入れようかという時期になってあらためて思うのは、本当に結成しておいてよかったなということです。