『ギア-GEAR-』10年ロングランの感動エンターテイメント

 今日は、前からずっと見たかった、京都で10年ロングラン公演を続けている感動エンタテイメント『ギア-GEAR-』の舞台を見に行きました。

 どんな内容なのか、下記の公式サイトから一部引用します

 日本発×日本初のノンバーバル(=言葉に頼らない)シアター『ギア-GEAR-』。
光や映像と連動したマイム、ブレイクダンス、マジック、ジャグリングによる迫力のパフォーマンスで感動のストーリーを描くと共に、セリフを使わない “ノンバーバル”という演出により、小さなお子さまから大人まで、そして外国の方までもが、言葉の壁を越えて楽しんでいただけます。
 『ギア-GEAR-』は大きさや形、色の異なる歯車が噛み合い、大きなうねりを生み出す日本独特の和の文化である「調和」をテーマとして公演を開始。
 2022年4月に京都ロングラン10周年を迎え、同5月には観客動員数26万人を突破しました。

www.gear.ac

 

 この説明だけだと、よくわからないと思うので補足します。

 まずこの劇場が、『ギア-GEAR-』の専用劇場です。なので、舞台装置・照明・音響・・・すべてがこのパフォーマンスに最適化されているので、演出が「神がかって」います。まさに「神は細部に宿る」です。

 ストーリーとしては、まず工場のロボット労働者役の男性パフォーマー4人が登場。古めかしい工場とおぼしき場所で、女の子のドールを作っている描写が、セリフによる説明一切なしの、音楽とロボットダンスのパフォーマンスのみで表現されます。

 工場は、あちこちの装置が古びて不具合があり、工場労働者であるロボットダンサーが悪戦奮闘しているところに、ドール=女の子が降ってくるところから物語が始まります。

 その後、4人・4色の男性パフォーマー「赤=パントマイム」「黄=ブレイクダンス」「青=マジシャン」「緑=ジャグリング」が、それぞれ圧巻のパフォーマンスを魅せつけつつ、ドール役の女の子と「ノンバーバル(=セリフなし)」な交流を続けながらストーリーが展開します。

 私の文書ではなかなかその感動が伝わらないかと思いますが、とにかく、一度見に行っていただきたいです。見たらわかります、感動エンターテイメントの看板に間違いありません。

 また、この、ドール・マイム・ブレイク・マジック・ジャグリングの5人のキャストを、それぞれ5~6人の役者が演じるので、その組み合わせは「5×5×5×5×5=3125通り」以上で、どんなに常連でも同じキャストの組み合わせで再び見ることは困難という、リピーターにとっては全く飽きさせない演出も。

 座席数も100席に届かない規模で舞台と客席が近くて大迫力、「ノンバーバル(=セリフなし)」なので、外国人観光客が見ても楽しめるし、地元の常連客も楽しめる。今年で10年のロングランですが、流行に左右されない良質なパフォーマンスは、コロナも乗り越えてまだまだ続きそうです。1回見たらそれで満足という、そんじょそこらのエンターテイメントとは一線を画したその持続可能性は、まさに京都にふさわしい観光コンテンツです。

 いやーすっかりハマってしまいました!ぜひまた観に行きたいです。