ホント、ちょっとどうかと思いますよ!?

 今日、訪問した賃貸マンションで聞いた話。
 かなり古い建物で、賃貸マンションにありがちが計画修繕をサボってるために、建物のあちこちで塗装が剥げたり見た目が残念な感じになっていて、最上階の廊下には、所々に雨漏りを受けるバケツが置かれちゃっている状態。
 廊下だけが、雨漏りするはずがないので、最上階はところどころに空き室があって、そういう部屋はきっと雨漏りしてるんだろうなぁと。

 マンション管理士として、コンクリート共同住宅を見ると、どうしてもその建物の管理状態が気になってしまいます。こういう建物に遭遇すると、心が痛みます。

 で、そのマンション4階で、なぜか2階に住んでいたはずの古くからの支持者と遭遇

「あれ?西側の部屋に住んでませんでしたっけ?」
「家主が代わって、1階から3階に住んでた住民が4・5階に移動させられたんですよ。なんでも1階~3階を、ゲストハウスにするとかで・・・」
「エー!そうなんですか?最上階では雨漏りもしてるのに・・・」
「そうなのよ-、トイレの排水管なんかももれてて、上階の汚水がもれててそれでも放ったらかしなのにネー」

 という、なんともため息しか出ない話でした。

 老朽配管の更新もできていないのに、無理して住民を移動させたり追い出したりして、それでゲストハウスでひと儲け、、、ですか?ホント、ちょっとどうかと思いますよ!?

 「家主が代わって」 ってのが気になったのですが、帰り際に1階の掲示板を見たら、大阪の建物管理会社でした。さもありなんです。

 私は「住まいは人権そのもの」だと思います。住宅をカネ儲けの手段にするなとは言いませんが、現に居住している住民に過度な負担を強いるビジネスはアカンと思いますし、そういうビジネスが横行しないように適切に規制するのが政治の役割です。

 アベノミクスは「岩盤規制を打破し、世界で最もビジネスがしやすい国を目指す」のだそうです。政治の役割としてアベコベです。