敬老乗車証制度を守ろう!-第5次署名提出集会

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 「敬老乗車証制度を守ろう!」連絡会が、第5次となる署名提出をおこないました。今回提出分が4090筆、これまでの累計は16900筆になりました。

 私も、うえまつ繁夫・府会予定候補とご一緒に参加しました。

 敬老乗車証制度は、70歳になった京都市民に、市バス・地下鉄が乗り放題になる敬老パスを発行する制度で、高齢者の皆さんに大変喜ばれています。まさに「市民の宝」です。
 東山区は、東大路通が南北を縦断してる関係もあって、市バスの本数が非常に多く、とても便利です。自由に乗り換えることができるので、混んでる時は次のバスをまったり、方向さえ合っていれば空いてるバスにまずは乗って、途中で目的地の路線に乗り換えたりと、上手にバスを乗りこなしている人が多いです。

 京都市は、この制度を「乗り放題」という根幹を投げ捨て、一回100円などの利用料を取る計画です。ICカード化し、月に○回までは無料で、それ以上は利用料をとることを狙っています。
 これまでに、所得に関係なく無料だったのを、所得に応じて敬老パスの取得に費用負担を求める『応能負担』の制度改悪が実施されていましたが、更にこれを、応益負担の原則に転換するというのです。
 とんでもありません。

 「乗り放題」というわかりやすさと、敬老パスを見せるだけという単純明快さも魅力の制度です。ICカード化して「ピタ!」っとタッチしなくちゃいけないとか、現金を「チャージ」するとか、やはり高齢者にはハードルが高い。
 署名提出時の京都市との交渉で、参加者から「敬老パスは『乗り放題』『見せるだけ』という単純さがいいのであって、お金を『カードに入れる』とか『チャージ?する』とか言われてもサッパリわからない。外出しにくくなる」と不満の声があがっていました。

 私なんかは、ICカードに慣れてるから、バスがICカード対応してないことを批判したりしてたんだけど、高齢者の気分的には「そんなわけわからんもんイラン!」ということなのでしょう。そういう気持ちにも配慮できる政治家にならなきゃいけませんね。
 (ちなみに、共産党は市バスのICカード対応そのものには反対してません。)

 交渉の中で、敬老パスのICカード化は、来年度は間に合わないということが当局から表明がされました。次回の市長選挙まで間に合わないということです。
 市会議員選挙・市長選挙の一大争点に押し上げて、敬老パス制度改悪をストップさせましょう!