司法は生きていた!―2つの判決

 今日の「しんぶん赤旗」一面に、2つの重要な裁判の判決が掲載されていましたネ!

 写真に写る「司法は生きていた!」の垂れ幕の誇らしいこと!(ちなみに、あの垂れ幕のことを司法界では『びろーん』というらしいです。豆知ry)

 特に、原発差し止め判決の判決文要旨の素晴らしいこと!
 関電の「再稼働しないと国富が流出する」「電気代の値上げにつながる」との主張に「豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失」「多数の人の生存そのものに関わる権利と電気代の高い低いの問題等とを並べて論じるような議論に加わ(ることは・・)・・許されないことであると考えている」と、断罪したんですから「司法は生きていた!」と叫びたくもなります。

 まぁ、司法に過大な期待を寄せる訳にはいかない現実もありますが、、、 

絶望の裁判所 (講談社現代新書)

絶望の裁判所 (講談社現代新書)

 

  昔、とある国家賠償訴訟の原告の方が「裁判が公正なんて幻想『法は力なり』だ。世論を味方につけるか、権力を味方につけるか、『力』がある方が勝つんだ」とおっしゃっていたのを思い出します。

 裁判官個人の素晴らしさも、原発の危険性を危惧する世論・運動があればこそ発揮できたんだろうと思います。