子持ちの女性がホームレスになっちゃう「美しい国」ってなんなん?

http://blogs.yahoo.co.jp/huchisokun  ちょっと衝撃を受けたので、脊髄反射的にエントリー

 風太郎の労働相談奮闘記(第39話) 漫画喫茶に寝泊りする労働者

 タイトルでまずビックリ!要するにホームレスってこと?って驚いた人も多いと思う。まぁ要するにホームレスです。

 しかし、僕的には「そういう話なら、2chでも載ってたし、 SPAにものってたし、最近は割と多いんだろうなあ?」と最初はわりとさめた反応、ところがところが、本文を読んでみてビックリ。まあ、 皆さんもとにかくリンク先に飛んでくださいよ!

 携帯からのアクセスの人のために一部引用する。

 【異様な匂い】
 ちょうど1年前、1人の女性労働者が訪ねてきた。年は30代後半だろうか。しっかりした感じの良い女性である。身なりは、 高級品は着ていないがキチットしている。しかし、目の前に座った女性からは異様な匂いがしている。 明らかにお風呂に入っていないのではないかと思われた。
 彼女は警察に上司からの暴力を訴え、警察は現場検証をしたと言う。ここに来たのは、警察署の帰り道だ。 目の周りにあざがあり、殴られたことは明らかだ。彼女は、下町にある小さな飲食店で働いている。いや、昨日まで働いていた。 暴力を受けたことで辞める決断をしたという。
 彼女には2人の子供がいる。2人共施設に入っている。立ち入って聞くわけにもいかないが、 恐らく辛い経過があったであろうことは想像できた。半年前までは、普通に働いていたらしい。残業は多く、残業代は出ていなかったが、 今の状況と比べると、はるかにマシだった。月に1日か2日は休ませてくれたと言う。
【何でもありの状況に】
 半年前に経営者が入れ替わり、状況は一転した。3店舗あった中華料理店の2店舗はつぶした。 残された1店舗で彼女を含む5人が働いていた。まず、休みが全く取れなくなった。休みたいと言えば、怒鳴られた。 1ヶ月が31日であれば31日働いた。
 朝は9時から夜はオーナー店長のOKがでるまで、午前1時か2時まで毎日働くこととなった。 給料が遅れ始めた。時給も950円だったものが、苦しいと言うことで850円にされた。時々、 手渡しで払われる給料もいつからいつまでのものか、1日何時間分として払っているのかも分からなくなった。
 彼女はアパートの家賃を滞納し、追い出され、仕方なく漫画喫茶に寝泊りするようになった。 漫画喫茶に泊まれない時はインターネットカフェに泊まっていると言う。
 オーナーが代わるまでは、食事は3食食べさせてくれた。しかし、今度のオーナーは気分しだいで、 食事をさせてくれないことも多くなった。お金が無いし、全ての時間が拘束されているので外で食べるわけにもいかなかった。 お腹がすいて胃が痛くなった。

 なんとこの労働者というのが女性!しかも子持ち!

 いやもうね、なんか悲しくなりました。
 京都新聞で昨日から始まった連載記事でも、子供と別れて生活せざるをえなくなった(施設に預けざるをえなくなった) 女性の話が載っていて、悲しい思いをしたのだが、これは最近流行のワーキングプアーの話とのダブルパンチでかなり衝撃的。

 格差社会反対! 応援ヨロシク! ⇒