Keep9の呼びかけに答えて、教育基本法の改悪について一言。
考えるまでもないことだが、「公聴会」は、
国民の声に真摯に耳を傾けるために開催されるものである。
公聴会での意見に基づいて、さらに深めるべきことを確認し審議を行なうのが国会の責務。
ところが、公聴会を開く前に、与党が数の力で採決日程を決めた。公聴会を開く前に採決日程を決めるというのは、
公聴会という重要な制度を形骸化させ、セレモニーにしてしまうことに他ならない。国民の声に聞く耳をもたないということ。
国会のルールを踏みにじるこれ以上の暴挙があろうか。
さらに、公聴会を開催したその日に、重要法案について採決を行なった例は一度もない。
これは、わが党の国会対策委員長・穀田恵二衆議院議員のホームページの引用。
ちなみに、議会運営の要諦をなす議運委員を兼ねている穀田議員のHPは、国会の最新動向を見る上で要チェックですよ!
コバコバも欠かさずチェックしてます。
でもって、本日午前10時からのサンデープロジェクトにも急遽出演となった穀田国会対策委員長。
番組は初っ端から、田原総一郎が民主党にターゲットを絞って揺さぶりをかけてきて(高木さん!あんた、与党がどうすれば審議に応じるの!)
、民主党の高木国対委員長がまんまと乗せられて「与党が誠意を見せたら・・・(審議に応じる)」などと、言質を取られる体たらく。
野党共闘を大事にする立場からこれ以上は書かないけど(書きたい情報は山ほどあるが)、民主党にはもっとしっかりして欲しいと思った次第。
さて、われらが穀田議員はというと、議事運営のルール破りの点でも、法案そのものの問題点を指摘する点でも、
完全に野党側の論戦をリードしていて、何よりも「穀田さん1人だけが何を言っているのかがわかりやすかった」と言う感想を憶えた。
特に「タウンミーティングの『やらせ』『さくら』『謝礼』は、文科省が自分の都合の良いように世論を『演出』した行為であり、
マスコミであれば社長の首が飛ぶぐらいの大不祥事」「公聴会の前に採決日程がすでに決まっていたこと、公聴会の当日に採決を強行したこと、
これは、大事な国民の意見を聞く公聴会の場を『セレモニー』に貶めるものだ」と言う指摘はまったくもって納得のいく反論、さらに、
公聴会当日の採決という事例が過去に一度もないという指摘も議運委員の経験が長い穀田さんならではの指摘。
ちなみに、穀田さんの以前は東中光雄さんが25年間連続して議運委員を担当していて、
他党の場合は議運委員なんて選挙ごとにコロコロと交代しちゃうもんだから「国会運営上、過去にこういう事例があったか?」
という情報は他党にとっても共産党に聞くしか無いというのが実態だそうな。それだけ、日本共産党ってのは国会のルールに精通しているわけで、
党そのものができてまだ10年たっていない民主党の(以下略
つうことで、舞台を参議院にうつして、野党が結束して廃案に追い込むためには、「イジメ・未履修等、教育諸問題」
での追求ももちろん大事だが、与党にとってのアキレス腱「やらせ」問題と「公聴会当日強行採決」問題という、
国会のルールを無視した与党の強行採決がいかに無法なものなのかについて国民に納得してもらう必要がある。
文科省の法案提出者としての資格がそもそもうたがわしい現状で、その文科省が権限を強化するだけの法改悪が認められていいはずがない。
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