大山崎町の町長選挙と町会議員選挙が、今月17日告示、22日投票で行われる。
投票日を前に、インターネットを使ってグーグルさんに「大山崎町長選挙の争点を教えて?
」って、調べる有権者もたぶんいることと思うが、10月10日現在ではたいした検索結果は残っていない。
と書いてから実際に検索したら、一位がオッハーさんのエントリ?やった。(^^;
これなら、今日書いておけば、
投票日までにグーグルさんが僕のエントリーを一位に押し上げてくれるかな?っていう邪(よこしま)
なたくらみを企ててみるwww
最近順位が下がり気味。続きを読む前に応援ヨロシク!
⇒
ちなみに、大山崎町ってのは人口1万5千人ぐらい、面積は6平方キロぐらいの小さい街だ。
4年前の選挙のときは連日のように応援に行ったのだけど、狭い町内を18台の宣伝カーが行ったり来たりするもんだから、
1分おきに他会派の宣伝カーとすれ違う、それはまぁニギヤカな選挙なのだ。
この大山崎町のすごいところは、議会の定数が16しか無いのに、
日本共産党の議員の数が6人もいるってこと。
奥さん、16分の6ですよ!37.5%ですよ!
これぐらいいると、どういうことになるかというと、議長を与党会派が獲ればのこりは15議席、
8議席で過半数になるので、共産党以外に二人が共産党と共同歩調をとれば議会で過半数を占めることになる⇒町民の要求が通りやすい、
ということなわけ。
さらに詳しい事情はこちらの赤旗記事をご参照
実際に、この4年間で実現させた要求はなかなかのもので
1,「水問題」で前進
・「企業分の府営水の返上」を全会派で府に申し入れ。
・町内3企業の地下水位調査
2,税金の無駄遣いにストップ
・臨時議会を招集させて「道の駅」計画を断念させ、10億円の無駄遣いをストップ
3,暮らしと福祉
・子供の医療費無料化を小学校入学前まで延長
・高齢者医療費の払い戻し手続きを簡素化
・公園の遊具など安全対策で前進(1山小学校に金網フェンス、2山小学校の昇降口に監視カメラ)
4,ひらかれた町政へ
・役場ロビーに総合案内窓口
・役場地下入り口に車いすの配備
・その他プラスチック(ゴミの分別種のことネ)の毎週回収
等々
とまあ、ここまではチラシやなんかで一応大山崎町民の圧倒的多数の人たちにはお知らせされている話。(と言っても、
読まない人もいるし、ネット上にこういう基本的な情報が無いって言うのは今後の選挙では致命的になってくるんじゃないかなと思う・・・)
せっかく僕が書くんだから、自分の言葉で大山崎町政についての解説を加えないと、読む人も面白くないと思うので、
長文になってしまうのをご了承頂いておつきあい願いたいwww
つーことで、現在の大山崎町政の問題点について2点
1,財政問題?現職町長の無責任
大山崎町の2006年現在の町債発行残高は、約40億5千万円。町民一人あたり約27万円ほど。これだけならまあ
「ちょっと多いんじゃない?でももっとひどい自治体もあるし・・・」って程度の話だが、実はこの大山崎町、
かつては大企業の工場が立地する好条件もあって10億円以上の貯金があった、羨ましい町財政を誇っていた。
それが、その貯金は使い潰して現在13万円しかないっていう体たらく。主な無駄遣い先は、
なんと言っても小さな町には似つかわしくない豪華な町役場。約40億円もかかったそうです。
ちなみに、町民が利用するのは4階建ての庁舎の1階部分だけ。町職員が利用するのも2階部分までで、
3階と4階は議会と町長のためのフロアーとなっております。オイオイ
40億円と言えば町民一人あたり約27万円ですよ。4人家族なら110万円、おかげさまで町財政は逼迫して、これまでの福祉施策にあてていた予算を削る計画が目白押しです。
本当にありがとうございました
この現職町長、失敗した「改革」を集中したいのでもう一度町長になりたいという。「責任の取り方が違うんとちゃいますか?」ってことだ。
2,水問題と高速道路問題?現職町長の弱腰さ加減は異常
大山崎町と言えば、ウィスキーの「山崎」の工場があることで有名なんだけど、要するに昔から地下水に恵まれた土地柄なわけ。でもって、
町営の水道も安くておいしい地下水だけでまかなうことが出来てたわけだけど、ある日そこに京都府から「府営水道を買いたまえ」
って言われたのだ。
要するに、日吉ダムをせっかく作ったは良いけど、その水利権を京都市が買ってくれなかったモンで、
水を売る先が無くて困った京都府が地下水だけに水源を頼っていた乙訓地域に目を付けて半ば押しつけてきたわけだ。
当時の乙訓郡は人口急増期で確かに水の需要が増えたら地下水だけだと不安って言う事情があったかもしれないし「大企業の工場=大口需要家」
もいるからってことで導入したんだけど、この府営水が「高い」
その上「不味い」ときたもんだからさあ大変。
それでも(京都府に対して)弱腰の町長は、京都府言いなりに府営水道をうけいれてしまう。さらに悪いことに、水需要はそれほど伸びなくて、
地下水のくみ上げ量を減らしても、せっかく買った府営水の3分の1ぐらいしか使い切れない。
使わない分の水に対しても当然の事ながら京都府に支払わなくては行けないから、その負担を水道代の値上げで負担を住民に押しつける。
さらにさらに大口需要家の大企業はと言うと「そんなに高いなら自分の敷地に井戸掘った方が安い」ってことで、
町から水を買わなくなっちゃった。京都府の押しつけてきた水道料にはこの企業の需要予測分も含まれているので、
その分も住民が負担しなくちゃ行けないハメに。
高い府営水を住民生活に必要な量だけ府に申告するっていう当たり前のルールに切り替えることを求めるのは当然だと思うのですがっ、
みなさんいかがでしょうか!?
(大きな拍手 by 志位委員長風)
この弱腰町長が、さらに弱腰っぷりを発揮しそうなのが、高速道路建設に伴う大山崎中学校の移転問題。
ふつう、道路建設で移転しなくちゃ行けない建物の建て替え費用は、道路事業者、この場合は西日本高速道路株式会社が負担しなくちゃ行けないはずだ。それを突然
「町が負担させて頂きます」なんて確認書を勝手に取り交わしてしまった。
まったく、次の町政に借金を押しつけるとは厚かましいにもほどがある。しかも町長選挙を控えたこの時期に、、、
まったく良い度胸をしている。(ナメトンノカ)
まとめーまなべ宗平さん
ということで、現職町長に対して「かえなければ変わらない。」と訴えている、民主町政の会の
「まなべ宗平」さん。
まなべさんは、自治体本来の仕事に集中して、財政を再建させる?具体的には、福祉の充実、情報公開と住民参加、
国や府にどうどうとものを言い府営水や高速道路建設のような理不尽な負担の押しつけをやめさせる、「道の駅」
みたいなバカげた税金の無駄遣いはしない。ってことを公約している。
町長室はやめて、1階の町職員と同じフロアで机を並べて仕事をするって言う公約もなかなか魅力的。ついでに3階4階部分を
「住民が使えるもの」に造り替えるっていうのもなかなか良い感じ。もちろん、住民に意見を聞きながら何を作るか考えることになるでしょうね。
ってことで、10月22日と言えば衆議院の補欠選挙のことばかりが話題になっているけど、この「小さな町の大きな選挙」も大注目ですよ!
最後まで読んでくれてありがとうございます。
ついでに応援ヨロシク!⇒