その10:「マルクスがweb進化論を語る」
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*連載も第10回めです、いよいよ最終回? 今回は最近流行っている「web進化論」
をマルクス流に切ってみようかなと・・・
どもども、マルクスさんご無沙汰です。 | |
ホントご無沙汰だよな。1週間もほっとくなんて、 非常識にもほどがあるぞゴルァ! | |
いや、、、その、、 共産党の専従職員でもゴールデンウィークにはそれなりに休みたいというか、、、 | |
ハア?それで、長野に旅行に行っていたと? |
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ということが明らかになったと思います。 |
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あの本なら僕も興味深く読んだよ。 | |
それなら話が早いッス。 ではマルクスさん、ずばりマルクスさんによるweb2.0の定義を聞かせて下さい |
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なんとも、
短く言い切っちゃいましたね! 梅田氏が新書1冊を丸々使って説明した中身がほとんど説明されて無いんですけど、、、 |
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そうですね、まぁ梅田氏が様々に説明した中身は、結局のところ、新しいテクノロジーが利用できるもとで、
資本主義社会で起きる、利潤増大のために「資本」が行う様々な方法について解説しているにすぎないわけです。 |
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ずいぶん、自信タップリですね。 それでは、例えば「ロング・ テール現象」についての説明はどう読みましたか? 利潤増大のために、8割の不効率なものを切り捨てて、 2割の売れ筋商品や優秀な労働者に経営資源を集中させるというこれまでの資本主義の常識を覆すような現象だと思いますが、、、 |
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あのねェ、「上位2割の○○が全体の8割の△△を占める」というパレートの法則は、
僕の発見した法則じゃないからね? もし利潤が最大化できるなら、あまり売れない種類の「商品」でもつくって売ろうとするのが「資本の魂」なわけよ。 極端な話、営業や販売に関わる労働者の賃金を限りなくゼロにすることが出来れば、競合他社との関係で、 あまり売れない種類の商品でも生産して貨幣と交換しようとするのは当然じゃないの。 |
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なるほど、、、 |
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そのほうがコストが最小化できる=利潤を最大化できる、
ような環境が整ったからそういった変化が起き始めているというだけです。 |
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その話は梅田氏が「チープ革命」 って言葉で説明した変化の中身とも重なってきますね。 |
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そういうこと。 生産能力の増大が、 商品を生産するのに必要だった労働時間をどんどん短くしていくという資本主義社会の法則がそのまま貫徹しているだけ。 |
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それじゃあ、web・APIの公開についてはどうですか? ウェブサービスの開発者向けに、データベースのデータを利用するための環境を提供する= 「アプリケーション プログラム インターフェイス」を公開するっていう手法ですけど、、、 |
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商品生産の過程の一部を分業にすることで生産能力の増大を目指すというのも、利潤拡大をどこまでも追及する
「資本の魂」が行う当然の行動でしょう。 |
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う?ん。そういうことかァ。 |
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そうだね。 |
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なんか、 その仕組みを独占しているグーグルみたいな技術系の会社が世界の支配者になっていくんじゃないかって、 暗くなってきちゃうんですけど・・・ | |
な?に、「労働者階級」
が主人公となる未来社会では、きっとそのグーグルの「所有」する「生産手段」をも「労働者階級」が豊かな生活を実現する
「生産手段」として利用できるようになるんだろうと思うよ。 なんせ「利潤」を増大させることのみが唯一の推進動機となっている事で「過剰な生産能力」を「制御できない」 っていうバカげたシステムである「資本主義」って仕組みが、いつまでも続くわけが無いと、僕は今でも信じているからね。 グーグルのような画期的な技術をもつ会社を生み出せたのも人類なら、「生産のための生産」「利潤増大が経済活動の唯一の目的」 という仕組みを「必要な消費のための生産」「働くものの生活を豊かにすることが経済活動の目的」 という仕組みに置き換えることだって人類には可能じゃないかね? |
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なるほどネ。 そしてその「資本主義」に変わる新しい未来社会を作る原動力は、、、、 |
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もちろん 「団結ガンバロー!」ですなWWW |
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やっぱりこのオチかWWW それじゃコバコバも 「団結ガンバロー!」 |
とりあえず、マルクスさんへのインタビューはこれでおしまいにしようかと思います。長らくお付き合いいただきありがとうございました。
web進化論について、もうちょっと掘り下げた分析も考えましたが、話しが長くなるのは嫌だったので、1話に詰め込むために、
だいぶ端折りました。
コメント欄で、不足分を補う議論を展開できたらと希望しています。議論の展開しだいで、続編を書くかも!?
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